オヤジ・チャリ
ママチャリが発明された頃には、自転車は大きくて、
男性が仕事で使う物という設定だっただろう。
ママ・お母さんがスカートをはいて簡単にまたぐ工夫がヒットした。
まだ高額で「花嫁道具」ということもあったようだ。
その時代には、一家に一台自動車が
当然という頃ではなかったから、お父さんが仕事に出かけていても、
お母さんがママチャリで買い物に行ける可能性はうれしかっただろう。
今は電動アシスト自転車や電気バイクもあるから、分類が複雑だ。
今は、小さくて折りたためる物もある。
小さいのに変速機のある物もある。
いかにも子供が乗るような小さい前かごのついた物もある。
侮れないのは今の子供たちは、頭は小さいのに、足が長いことだ。
サドルは意外と高かったりする。
昭和お父さんは足が短いことが多いから、
子供用自転車でもあながち足で合わせるとピッタリだったりする。
しかし、胴は大人のそれで、
しかも頭は現在の大人以上にしっかりと大きい。
ヘルメットもデカイ。
上半身充実型なので、バランスが悪く、カーブでは倒れこみやすい。
子供用自転車があるなら
「オヤジチャリ」というジャンルがあってもいいだろう。
75歳になると免許返納が現実味を帯びるのだから。
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